みなさん「ChatGPT」(チャットジーピーティーと読みます)をご存じですか?
最近様々な界隈でこのChatGPTが話題になっていて、教育だけでなく、あらゆる分野で世界がガラッと変わるのではないかと言われています。
もちろん教育にも多大な影響があり、すでにアメリカなどでは一部の学校でこのChatGPTの利用が禁止されていると聞きます。
今日はChatGPTが教育に与える影響について書いてみようと思います。
そもそも「ChatGPT」とは何か
ChatGPTとはアメリカのOpenAIという会社が開発したAI(人工知能)チャットボットです。
こちらが質問を投げかけると、webに存在する大量のテキストから探した回答を、人間と対話しているような会話形式で返してくれるんですね。
また、同じ質問をしたとしても、毎回違うニュアンスや表現で回答してくれます。
ここまででも十分凄いのですが、このChatGPTはそれだけでは終わらないんです。
ChatGPTでできること
ChatGPTを使うことで、ざっと挙げただけでも下記のようなことができます。
- ソースコードの生成やバグの検知
- Excelの関数やVBAの作成
- レポートや記事の作成
- 計算
- 感想文の作成
- 物語の執筆
- 作詞
もちろん上記はほんの一例で、まだまだ他にもできることは多くありますし、工夫次第でもっと多くのことができるかもしれません。
ソースコードの生成のように、ある程度答えが分かっているものを教えてくれるのも凄いですが、架空の物語を執筆したり、作詞を書いたりといった、想像力が必要なものまでこなしてしまうのがChatGPTの凄いところです。
ChatGPTが苦手としていること
そんなChatGPTも、何でもできる訳では無く、苦手なこともいくつかあるようです。
1つ目は「感情を理解すること」です。ChatGPTは今のところ感情を理解するのが苦手と言われています。ただ、もしかすると今後人間の感情を理解するということも可能になるのかもしれません。
2つ目は「最新の情報を伝えること」です。この記事を執筆している現在、ChatGPTは2021年までの情報をもとに回答を提示してくれます。
なので最新のことについて質問を投げかけても正しい情報を返してくれません。
また、ChatGPTが提示してくれる情報は「常に正しい訳ではない」ことも理解しておく必要があります。
教育におけるChatGPTの懸念点
ChatGPTは大変画期的なサービスなので様々な分野から注目を集めている訳ですが、便利なものにはメリットだけでなく、デメリットもつきものです。
ChatGPTでできることを見ていただくとお分かりかもしれないですが、ChatGPTを利用することでレポートや感想文を作成することができたり、英文の作成や翻訳ができたりします。
つまり学校の課題などをChatGPTが作成してくれる訳ですね。
試しに「芥川龍之介が書いた羅生門についてのレポートを書いてください」と、ChatGPTに投げかけてみました。
結果はこのような感じです。実際の内容と少し異なる点もありますが、この完成度は凄くないですか?
このようなレポートが一瞬で作成できてしまうので、あとはそれを添削してコピペなり、書き写すなどして提出するだけとなります。
ChatGPTが作成したレポートから文章の組み立てを学び、自分の頭でレポートを考えたりすればいいですが、丸写しするだけでは全く身にならないですよね。
また、AIが書いたものかどうか、判別するツールもあるようですが、ChatGPTが作成したものかどうか、教師の目だけで判別するのは難しいでしょう。
そのような訳で、すでにアメリカの一部の学校ではChatGPTの利用が禁止されています。
「ChatGPTが教育に与える影響について」のまとめ
今回はChatGPTが教育に与える影響について書きました。
ChatGPTは画期的なサービスですが結局はスマートフォンなどと同様、利用する側のリテラシーに左右される、ということになるのではと思います。
有効な活用をすれば勉強になるし、そうでなければただサボるためのツールになるでしょう。
いずれにしても、今後ChatGPTが教育に与える影響については注目していこうと思います。
ChatGPTが気になった方は無料で利用することができるので、一度使ってみると良いでしょう。下記にリンクを張っておきますね。
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