「授業中に発問をしても生徒の反応が少ない…」そんな経験は教師をしている方なら何度も経験があると思います。
反応が少ないのは生徒の興味を惹く授業では無かったり、発問が悪い訳ではなく、もしかすると単純に大勢の前で発言することが苦手な生徒が多いだけかもしれません。
そのような時に今回紹介する「Slido」を利用すると、意見が活発になる可能性があります。
今回の記事を参考に、ぜひ普段の授業づくりに役立ててみてください!
「Slido」とは?

引用:Slido
「Slido」(スライド)は、イベントや会議、授業などで参加者との双方向のコミュニケーションを可能にするクラウドサービスです。
ライブ投票やQ&A、アンケートなどの機能があり、意見の交換に活用することができ、ほぼすべての機能が無料で利用できます。
アプリケーションのインストールが不要なので、校務用のPCや電子黒板のPCのブラウザ上で利用できるのが嬉しいですね。生徒自身のスマートフォンや、タブレットなどからすぐに使用ができます。
また、生徒が利用する際にアカウントの登録も不要なので、リンクを共有するだけですぐに使えるのも良いポイントです。
回答はニックネームや匿名でできるので、積極的に意見が出たり、普段あまり発言がしづらい生徒からも意見が出やすいと僕自身も感じています。
「Slido」でできることとは?

「Slido」でできることは下記の通りです。
- Audience Q&A
- Multiple choice
- Word cloud
- Open text
- Ranking
- Rating
- Quiz
- Survey(こちらは有料プランのみ)
詳細を説明していきます。
Audience Q&A
Audience Q&Aは参加者に質問を送ってもらい、気に入った質問に投票をしてもらう機能です。
投票が多かった質問は上に上がってくるようになっています。
授業で活用するとしたら、何かの事柄に対して生徒たちに質問を考えさせ、質問を送信してもらったあとに投票をさせ、上位に上がってきた質問から優先的に回答をしていく、というような感じでしょうか。
全員の前では質問がしづらい生徒も、こちらの機能を使えば質問がしやすいかもしれません。
Multiple choice
Multiple choiceは、主催者が用意した回答のリストの中から、参加者が選択して回答をする機能になります。
回答した数によってリアルタイムでグラフが変化するので、視覚的にも分かりやすいです。
授業ではあらかじめ教師がリストを準備できるので、決まったリストの中から回答をさせたい、という時に活用できます!
Word cloud
Word cloudは参加者に回答をしてもらったワードが重複すればするほど、「大きく」また「中心に集まってくる」機能です。
こちらもリアルタイムで重複したワードが目立ってくるので、視覚的に分かりやすく、私もよく授業で使用しています。
ただし、例えば「ワーク・ライフ・バランス」と「ワークライフバランス」など、生徒が送信した語句に差異が少しでもあると別の語句として認識されるので、若干のズレはあります。
Open text
Open textはそのワードの通り、自由形式の質問に対するテキストでの回答を収集する機能です。
生徒たちに自由に意見を出させたい時などに活用すると良いでしょう。
Ranking
Rankingは参加者に選択肢を順位付けしてもらう機能になります。
Multiple choiceと似たようなイメージになりますが、Multiple choiceは回答数によって割合が%表示されるのに対し、Rankingは順位付けがされるという感じです。
Rating
Ratingは参加者にこちら側が設定した尺度で評価を提出してもらう機能です。
参加者の評価によって、その項目が縦の棒グラフで変動する形になります。
Quiz
Quizはその名の通り、参加者に対してクイズを実施することができます。
クイズの機能だけで言うと、僕が別記事で紹介している「Kahoot!」の方が高機能だと思いますが、簡単なクイズを実施したい場合などは「Slido」のクイズ機能を使用するのも良いかと思います。
↓Kahoot!についての記事はこちら

Survey
Surveyは上記でご紹介した様々な機能について、参加者からのフィードバックを収集できる機能です。
正直私は利用したことが無い機能になりますが、生徒からの情報を収集したい場合に便利な機能ですね。
ただ、こちらの機能は有料プランのみ利用可能となっていますので、注意が必要です。
「Slido」のアカウント作成方法
それでは最後に「Slido」のアカウント作成の方法をご紹介します。
まず「Slido」のサイトに移動します。

初めてアカウント登録をする場合は右上の「サインアップ」をクリックします。

すると上記のページに遷移するので、「Webex」のアカウントを利用するか「Google」アカウントを利用するか、「姓・名・mailアドレス・Password」を入力して新規アカウントを作成するか、任意の方法で「Slido」のアカウントを作成します。
アカウント作成はたったこれだけです。アカウントを作成したらすぐにサービスを利用することができます!
「Slido」の紹介まとめ
今回は授業などで生徒との双方向のコミュニケーションを円滑にするツール「Slido」を紹介しました。
使い方は難しくありませんが基本的に英語のサイトになるので、詳しい使い方については別記事で紹介したいと思います。
みなさんも「Slido」を授業などにぜひ活用してみてください。